夏の葬列
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Made in COLKINIKHAのrosary rosa neckles。酒井景都さんがデザインしているブランドです。COLKINIKHA「コルキニカ」とはロシアの近くにある架空の国。国土は小さく、気温は平均14℃という寒さ。そんな国をイメージして作られているアイテムの数々は少女世界の甘さや夢があり、そればかりではなく素材やデザインにこだわりが感じられます。以前からひそかに好きだったブランドです。

酒井景都さんは、昔オリーブモデルをされていて、その時からお名前は知っていました。「ケイト」という名前が、イギリス風だな、と(ケイト・グリーナウェイなどを思い浮かべてしまう)。それもそのはず、お母様が酒井しょうこさん。マチルド イン ザ ギャレットのオーナーです。まだ何も知らなかった10代の頃、読んでいたアンティーク雑誌でマチルドの紹介記事を見たのが、思えば私とヴィクトリアンとの出会いでした。実際にお店を訪れたのは随分後でしたが、マチルド紹介の記事や酒井しょうこさんのお宅の写真を眺めては、本物のヴィクトリアン、そしてアンティークの美しさを学んだ気がします。

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回想話しが長くなりました。全体写真では細部がわからないと思うので、アップの大きめな写真を2枚載せました。玉の一つ一つが薔薇の形で、色はムラ塗り。購入時から、少し時を経たような、そんな風合いがあります。かなり長めで、ボリュームもたっぷりです。つけてみると、玉の間隔が微妙にずらしてあって、動きがあります。ムラ塗りのペイントもそうなのですが、黒一色なのだけど単調ではない、そんなところが好きです。夏場だったら白いブラウスにさらっとつけてもいいし、秋冬ならファーの小物などと組み合わせてゴージャスに着こなしてもいいかも。今は夏だから、まるで弔いのように、ストイックな感じでつけてみたりする。黒い重厚なロザリオ、でもよく見ると薔薇で出来ている。そんな、ほのかな甘さが好き。

このネックレスは、先月号の装苑(8月号)の渡辺由環さんのスタイリング「東京プリンセス」で用いられていました。「ファンタジーの共演」で大森仔佑子さん、山本マナさん、そして渡辺由環さんの三人がスタイリングをしていて、とても素敵でした。私は大森仔佑子が大好きだけど、今回は渡辺さんの世界に一番惹かれました。写真とイラストを組み合わせて素晴らしいヴィジュアルイメージが形成されていて、何度も見返したものです。

景都さんのブログはこちらから。全体的にかわいらしい雰囲気。コルキニカの商品の紹介もあります。

タイトルの「夏の葬列」は、山川方夫さんの短編から取りました。中学校の教科書で初めて読みました。後味の悪い作品ですよね…。なんだか忘れられない。
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by yuriha_ephemera | 2006-08-10 23:51 | アクセサリー | Comments(0)
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