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「ウツセミ」終着駅
2009年1月30日、リーダー絶好調で大雨。Plastic Treeのウツセミツアー千秋楽公演を見に、NHKホールに出かけてきました。普段はわりと客観的に分析的にライヴを見るのが好きなのですが、この日はそういう視点は捨てて完全に自分の感情にどっぷり浸りつつ見ていました。ポイント的に自分の印象に残ったこと、思ったことなどを。ちなみにセトリは渋公と全く一緒でした。一応コピペ。
**セットリスト**
01.ウツセミ 02.テトリス 03.ザザ降り、ザザ鳴り。 04.サイケデリズム 05.Q 06.フィクション 07.斜陽 08.Dummy Box 09.アローンアゲイン、ワンダフルワールド 10.雪蛍 11.メルト 12.バルーン 13.GEKKO OVERHEAD 14.メランコリック 15.リプレイ 16.記憶行き
EN1 17.Closer 18.ヘイト・レッド、ディップ・イット
EN2 19.Ghost 20.リセット

「うつせみ」スタートで二曲目が「テトリス」だったけれど、最初声が全然出ていなくて「テトリス」とか正直聴いていてつらかったです…。音源で聴いた時点で好きな曲だったし渋公で聴いて「かっこいいな、でも次に聴いた時はもっとよくなっているだろうな」と思いつつ楽しみにしていたので、ちょっと残念でした…。でもまぁ、ライブの途中から竜太朗の声がちゃんと出るようになったので、それはよかったです。最初の方は声の調子が気になって若干乗り切れなかったので、まったり見ていました。

4曲目の「サイケデリズム」は重いグルーヴ感が好き。重くて踊れる曲、好きなんですよね。正さんの曲にある重さは好み。すごく思い入れのある曲というわけではないけれど、改めて見てみると結構歌詞は好きかも。イメージがぐるぐる回っていて、でもどこか虚無的で。サビの「毎夜マイナス傾向な夢 タイトロープを落下して終わり」の歌詞がお気に入り。スタンディングで下手だったら、この曲は正さんに合わせて頭ぶんぶん振っていただろうな。

「フィクション」や「斜陽」もよかったけれど、個人的感情としては「雪蛍」そして「メルト」のキラキラと透明な浮遊感から一転して超重いメルトに行くその振り幅の大きさが気持ちよかったです。「メルト」はもう本当にかっこいいです。重くてダウナー、でも激しくて、何度聴いても「かっこいいなぁ」と思います。「ネガな感傷に 色彩は不要 絞り出す言葉 「これは誰の夢?」」今はこういう歌詞を求めているのかな、自分。

あと個人的ハイライトは「メランコリック」→「リプレイ」→「記憶行き」の流れ。今ではすっかり定番盛り上げ曲と化しているメランコリックですが、この日は自分の心象風景なのか最近すっかり忘れかけていた、本来この曲の持ち味であった、疾走感の隙間からこぼれ落ちるを虚無感を感じ取っていました。なんとなく痛々しい曲だったはずなのに、気がつけば盛り上げ曲の地位を獲得しているなぁ。ちなみにこの曲は私が初めてリアルタイムで買った音源でした。もっと刹那的で痛々しい気分でメランコリックを聴きたいなぁとたまに思うのですが、いざ会場に行くと自分も普通に暴れていたり(笑)。うーん。メランコリックそしてリプレイの流れも私的には痛々しくてよかったです。リプレイも穏やかながら切ないし、観覧車や木馬のモノクロの映像がきれいだったし、ホールで映像つきで見るのは好きです。

そして本編ラスト、「記憶行き」。この映像もよくて、銀河の中に線路が走っているという映像的には結構ベタかもしれないけれどやっぱり好きなシチュエーションで、しみじみ聴いていました。私は聴いていて淋しくなるような静かめで透明感のある曲がすごく好きで、プラだと「プラネタリウム」とか、バンプだと「銀河鉄道」とか、まぁ要するにそういう系の曲がとても好きなのですが、この「記憶行き」も個人的感情と合わさって、本当に心に沁みました。「プラネタリウム」なんかよりも「記憶行き」の方がいろいろな意味でリアルで、そのリアルさが逆に今の気持ちにはまっている気がします。当日はもうちょっとどろどろした気持ちで見ていたけれど、今こうして客席から見ていた情景を思い返すと、曲のラストの方の特効でキラキラした金の粉が舞い落ちてきて、それがとてもとてもきれいで、思い返すたびに最近の淀んだ感情が昇華されていきます。粉にまみれながら感情過多な感じでギターを弾いていた太朗さんの姿が忘れられません。「電車は<記憶行き>です。」「何故かなぁ、穏やかでさ、理由(わけ)もなくそれがただ恐いんだ。」ネガな感情の風船を空に飛ばしたら、するりとその感情を手放したら、不思議と静かで落ち着いた気持ちになりました。手放してしまったからもう戻れないけれど、今は空っぽだけれど、でもだからこそ前に進んでいけるし前に進んでいかなければいけないのです。記憶の中であの情景を、「記憶行き」をリプレイすると、本当に安らかで、そして切ない気持ちになります。自にとっては忘れられない曲になりそうだなと思いつつ、記憶の中に閉じ込めて鍵をかけることにします。あの音も、光も、重かったり軽かったりしたさまざまな感情も、全部全部。

……という感じで感情過多な状態で「記憶行き」を聴いていたので、ここが本当に終着駅に思えて、アンコールは自分的にはちょっと蛇足でした。「Closer」はすごく楽しかったんですけどね〜。この日の気分としては、「記憶行き」でしんみりして帰りたかったぐらいでした。などなどものすごく個人的感情に偏って書いているけれど、全体的によいライヴだったと思います。終演後に号外が配られて(でも号外の枚数が少なくてもらえなかった。。。号外刷るなら人数分用意して下さい!)、8月30日に武道館公演が行われることが告知されていました。ああ、また武道館でやるのですね。2007年の公演で太朗さんが「またここでやりたい」みたいなことは確かに言っていたけれど、二度目が思ったより早かったなというのが本音だけれど、こういうところからも今更(笑)上昇気流ぎみなプラの状態が伝わってきて、なんとなくうれしいです。でも今回のNHKホールも、そして武道館も、同じく通過点の一つに過ぎないのでしょう。最近はあまり、各公演の重みとかは考えなくなりました。どのライヴも一度限りのものだし、今のプラは安心感があるから、こちらもあまりごちゃごちゃ考えなくて済むというか。誤解を招きそうな言葉かもしれないけれど、私自身いい意味で淡々と追いかけられて、だからこそうれしく思っています。などと個人的感情満載のつらつら日記でした。修羅場中で相変わらず余裕ナシの毎日ですが、心の一部はリセットできたので、これからまた元気にやっていけると思います。
by yuriha_ephemera | 2009-02-02 00:43 | 雑記
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