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Fly like an Eagle 〜ガラガラのAXで鷲のように飛翔せよの巻〜
Fly like an Eagle 6月30日@SHIBUYA-AX
**出順**
American Short Hair→SCANDAL→OCEANLANE→メレンゲ→Plastic Tree

6月30日に行われたFly like an Eagleに行ってきました!そもそもこのイベント、告知が行われたのが当日のほぼ一週間前、チケの発売開始が6月24日というありえないスケジュールで、おまけに平日の17時半開場18時開演という社会人をナメているとしか思えない設定でした。私も発表された時は「おいおい」と思いましたが、プラが所謂V系ではない対盤イベントに出るのは今のところ珍しく、プラの立ち位置を含めてちゃんと見ておきたいと思い、かなりキツキツのスケジュールながら頑張って出かけてきました。我ながら、プラが絡むと必死です(笑)。ここぞとばかりに学生の特権を活かして、5時半過ぎにAX前について見ればあまりに人がいなくてもう笑うしかない。私はチケの発売日の初日の夜に購入して330番台だったのですが、当日会場で番号の呼び出しを待っていたら、私の番号がほぼ最後尾で、350番くらいまで呼び出すとAX前には誰もいないという状態になってました、ははは。「うは、これは予想以上にガラガラだろう…」と思いつつ入ったら、案の定中は潰されまくり。基本的にソールドしてギチギチのAXしか入ったことがなかったので、なんなんだこの光景は…と思ってしまいました。今日は後ろで見ようと思って最初は潰されている前に座っていたのですが、すでに二柵目で後ろになるのは間違いないだろうなという感じだったので、すぐに移動。結局ラストまで上手真ん中で見てました。

今回の対盤の集客のなさはメンツの問題ではなく、やはり告知から当日までの時間のなさが一番の原因だと思います。私は最初から最後まで見ましたが、イベントとしてはとても面白かったし、普段だったら絶対見れないようなメンツの組み合わせでその組み合わせの悪さが逆に楽しかったので、ガラガラだったのは残念でした。自分としてはプラは非常によかったし、イベントを見に行ってよかったし、またこういう非V系イベに出てほしいなと思っています。せっかくなので、みっちりレポを書きたいと思います。

・American Shor Hair
初見のバンド。音がこなれているし、音楽的にはなかなか悪くないバンドだと思ったが、AXのステージには負けていたと思う。ボーカルの人が座ってギター弾いて歌ってましたが、AXのステージがスカスカに見えて、音楽的な面というよりパフォーマンス的に残念に思いました。ステージに余白がありすぎて、スカスカに見えて、物足りない。この足りなさは単に客がいなくてガラガラだからというだけではない、メンバーのパフォーマンス不足だなと思いました。みんな定位置で弾いてましたよね。ライブというのは音楽はもちろんですけど、やっぱりパフォーマンス込みのものなので、そういう意味ではこのバンドはもっと小さなハコで見た方がよく見えたろうにと思いました。AXのステージが広く見えてしまうようでは、空間に余白を感じさせるようではやっぱりダメだな、と。もっとその隙間を埋めてほしい。音楽的には個人的にはわりと好印象。ただ最後の一曲、手拍子させたやつは苦手でした。曲がというより、みんなで手拍子をしてハッピーにだったかな、そんな煽りというかノリが。わたし心が汚れているので、そういうノリは無理っす、みたいなそんな気持ちになりました。総評として、もっとライブパフォーマンスで魅せれるようになればいいのになと思ったバンドでした。

・SCANDAL
ガールズバンド。ステージに出てきた姿を見ただけでも若いのがわかるその若さが眩しい。若さをウリにしてるっぽいガールズバンドということで斜に構えた視線で最初は眺めていましたが、SCANDALが予想外に非常によくて、とても面白かったです。こんな対盤がなければ見ることもなかったろうし、そういう意味でも来てよかったと思いました。

女の子4人組ですが、音はきっちりロックというかかっこいい系。決してテクニックがすごくあるわけではなく若さと勢いで押している部分はありますが、でも女の子がロックしているのっていいなぁ〜と思わせるものでした。最近アイドルを見る機会が多いですが、基本的にゴリっとした音好き・ロック好きなので、かわいい女の子がこういう重めの音を出しているのを見るのは楽しいし、好きです。ボーカルの女の子がちょっとドスのきいた低めの声で、それもなんだかよかったです。ギターとベースの子の前にもマイクがあって、結構歌ってました。

ステージを見て、気になったというかある意味印象的だったのは彼女たちのヴィジュアル。これも若さを引き立てるためなのか制服っぽい衣装を身につけていましたが、それよりも気になったのは皆ロングヘアで前髪をぱつっと揃えているという、同じようなルックスをしていることでした。ガールズバンドについては詳しくないですが、個人的にはそれぞれルックスが異なってキャラが立っているイメージだったので、皆が同じようなスタイルである意味記号化されているSCANDALが興味深く思えました。ガールズバンドっていうか、グループっていろいろな人を組み合わせて構成するイメージが自分の中にあったので、これはこれで新鮮だったというか。SCANDALについては私もう本当に知識がなくて、でも今日をきっかけに興味を持ったのでプロデューサーやブレイン含めてどんなバンドなのかこれから調べてみようと思っています。

ファンですが、男性層の固定ファンはいるようで、そういう人たちがかなり盛り上がっていました。私自身は後ろで表向きは完全に傍観の姿勢だったけど、でもSCANDALは予想外に好印象でしたねぇ。なんだか華があって、目を惹きました。あとボーカルの女の子がMCをしていましたが、もっと若いノリでキャピキャピしているのかと思えば思ったより落ち着いてきっちりMCをしていたので、イベント全体についても言及したりしていたので、おっと思いました。なかなかクレバーというか、クールな印象を受けたので、そういう意味でも興味を持ったかも。まぁなんにせよ、今日はプラ以外のバンドで言うとSCANDALを見れてよかったかなぁというのが個人的な感想です。プラとSCANDALというのもまたすごい組み合わせですが(笑)。

・OCEANLANE
プラ以外では唯一音源を聴いたことがあったバンド。音源では気に入っていたバンド。なので今回のメンツに入っていたのが嬉しくて楽しみにしていたのですが……。。OCEANLANEのファンには申し訳ありませんが、かなり辛口な感想になりそうです。

音源で聴く限り曲は好みだなと思っていたOCEANLANEですが、ライブは正直かなり微妙でした。微妙っていうか、つまらないというか。微妙さの理由をいろいろ考えてみたのですが、第一に挙げられるのは、英語の歌詞が全く聴き取れなくて、曲の世界に入り込めなかったということです。ここで「英語の歌詞が聴き取れない」と書いたのは英語が理解できないという話ではなく、滑舌が悪いのかとにかく歌詞が聞こえない、聴き取れないというレベルの話です。私は有村竜太朗ファンなので滑舌の悪いボーカルに対してはかなり寛容な方だとは思うのですが(笑)、ただでさえ英語なうえに聴き取れないものだから、それが余計につまらなさを増長させました。もちろんライブで歌詞をすべて聴き取れるわけではないけれど、やはり歌詞の持つ魅力というものもあるわけで。音源で聴くとこういう問題にぶち当たらないわけで、自分にとってOCEANLANEは音源で聴くべきバンドなんだろうなと思いました。

あとそもそも根本的な問題として、私には英語で曲を歌う必然性がわかりませんでした。メンバーが海外育ちだったりアメリカの血が入っているようですが、英語の発音は思ったほどこなれていなかったというか、もちろん平均的な日本人よりはずっと上手いですけどそれでも日本人の英語だなぁと思ったものでしたし(すんごい上から目線で語っている自覚はありますが、一応私は帰国子女なのでその点だけはご理解いただけますと幸いです)。煽りの時も「もっといけますか?Okey、ほにゃらら(英語で)」みたいなノリで、それもなんだか微妙におかしいというか。うーんなんて言うんだろ、英語曲聴きたいなら洋楽聴くし、ぶっちゃけそっちの方がかっこいいし。もう言いたい放題ですが、個人的にOCEANLANEの美メロ曲というか、サビなどでメンバー三人の声が重なった時のなんとも言えない透明感はすごく好きなんです。だから三曲目とかはいいなぁ、これが私の好きなOCEANLANEのテイストだなぁと思いました。なまじ多少音源を聴いていただけに、期待していただけに、余計辛口さが増長されているのかな。エルレの細美も英語で歌いますが、彼の方がしっかり発音してくれるのでフラストレーションはなかったなぁ。とはいえ、私はやはり日本語の歌詞が好きなんだと思いますが。なんだか辛口OCEANLANE感想でした。

・メレンゲ
全体的には好印象。一曲目がよかったな。情景が見える感じで、あとはギターをこすったりしているのは海っぽい音を出していて、それもよかった。音や雰囲気は好きな感じではあったけれど、歌詞が好みよりもフラットという表現が適切なのか、わりとストレートな印象を受けて、もう少し捻りのある方が私は好きです。だからものすごくハマりはしないだろうけど、今日見ることができてよかったバンドの一つでした。音源ちゃんと聴いてみようかな。

最初の方のMCで「アウェイな感じ」みたいなことを言っていたけれど、メレンゲでアウェイなら一体どのバンドがアウェイじゃないんだよ…と思いました。結論から言えば、結局どこもアウェイだったような気がします。そんな中で初見ファンをどれだけ巻き込めるかというのがポイントだったかと思いますが、その点に関してはプラの圧勝だったと思います。詳しくはプラのレポにて。

・Plastic Tree
**セットリスト**
01.イロゴト→02.梟→03.メルト→04.涙腺回路→05.メランコリック→リプレイ

トリがプラ。始まる前から内心トリなんだろうなぁとは思っていましたが、正直これはかなり不安でした。プラ目当てでない人は帰っちゃうんではないかと。いやほら、何せヴィジュアル系ですし(笑)。メレンゲが終わった時点でどうなるかなぁと思っていましたが、思ったほど人が帰らず、最初に比べてお客も増えていて、最初のスカスカっぷりよりは客席密度が高くなっていて、始まる前に少しホッとしました。せっかこういうイベントに出ているのだから、新規ファンを獲得してほしいなと思っていて、そのためにはそもそもお客さんが残っていることが重要ですから。海月はもちろんそれなりにいましたが、他バンド目当てでプラを見るのは初めてという人も結構いて、普段のワンマンとは全く違った客層が面白かったです。客席の反応を含めて私は観察していたかったので、あえて後ろ(真ん中)の方で見ていました。

最初の曲は「イロゴト」。この曲はそもそも好きだし、またアキラのギターの音がとてもよいので、最初に持ってきてくれたのが嬉しい。竜太朗激しく歌詞間違えてましたが(わりといつものことですけど)。プラに通っているとそれがなんだか当たり前になってしまうのだけれど、こうして改めてイベントで見てみると本当にアキラのギターは個性的でかっこよくて、今日はもう私アキラにメロメロでした(笑)。上手で見ていてよかったー。普通のロックギターももちろん嫌いじゃないけれど、アキラのあの歪んだ音やエフェクター使いがたまらないです。初めてプラを見る人にとって一番印象に残るのは竜太朗のキャラでしょうけれど、このギターの音というのもかなり大きいのではないかなぁと思いました。アキラの素晴らしさを再確認した一日。

次はシングル「梟」。CDよりは印象はよかったけれど、まだライブ映えするという感じでもないかなぁ。今後に期待です。このあたりまでは、プラ初見の方たちは完全に傍観状態です。

梟のあとはMC。例によってゆる〜い感じ。曲よりも、むしろこの時点で「何あれ?」と興味を持つ人がいるんじゃないかなぁと思いました。「メルト」はとても好きな曲なので、やってくれて嬉しい。この重さがたまりません。メルト大好き。続いて「涙腺回路」。時期が時期なので「ザザ降り、ザザ鳴り。」などの雨の曲をやるかなと思っていたけれど、涙腺はライブ映えする曲だしこれが聴けてよかったです。

そして再度MC。ニューシングル「梟」、夏ツアー、そして武道館の宣伝を行っていました。このあたりのMCはあまり覚えていなくてすみません。一通り宣伝をした後、「ヴィジュアル系的な煽りをしていいですか?嫌悪感はありませんか?吐きませんか?」みたいなことを言い出して、これが結構笑えました。ヴィジュアル系って基本的に被差別ジャンルですからね…。そういう状況のなかでこういうイベントに出たのはとてもよいことだと思うので、今後も応援していきたいところです。太朗さん「渋谷AX!」と煽ろうとしていたけれど、声が裏返ったりしてイマイチ煽りきれてませんでした(笑)。でもまぁ、ふにゃっとしたキャラから豹変する様を多少は見せつけられたのはないかと。

煽った後は「メランコリック」。印象的なMCが効いたのか、初見のお客さんもだんだんプラのノリに慣れてきたのか、それまで傍観姿勢だった人たちが一斉にメランコリックからノリだしたのが後ろから見ていてわかって、それがなんだかとても嬉しかったです。メレンゲやOCEANLANE目当てだと思われる男性二人組が拳を挙げていたり、後ろで見ていた人たちが前の方に移動していったり。太朗さんも客席を煽っていたし、メランコリックでどんどんお客さんが巻き込まれていく姿がとてもよかったし、楽しかったです。ラストは「リプレイ」。Ghostやヘイト・レッド〜などの重いヘドバン曲がなかったのは残念といえば残念だったけど、今日の客層を考えるとこのセトリがベストだったと思います。通常のプライブより男性客が多くて、またその人たちがかなり楽しそうにノっていたので、よかったなぁと思いました。うん、この光景を見ることができて本当によかった。はける時に太朗さんが「今日お会いできてよかったです」かな、正確な言葉は忘れましたがそんなことを言っていて、アウェイは自覚しつつきっちり自分たちのパフォーマンスをしていたな、なんだかんだで観客の心を掴んだなと拍手を送りました。よいライブでした。他バンドと比較するからこそより強く見えるPlastic Treeの色。あの分厚い音、歪み、ステージを充満させる気配。

プラはやっぱりかっこよかったし、お客さんを巻き込むのが上手い。今日ここでプラを見た人たちがすぐにCDを買ってくれたり、もしくはワンマンに来てくれるわけではないとは思いますが、いずれにせよPlastic Treeというバンドの存在を知るよいきっかけになったのではないかと思います。こういう活動が、結構大事なのではないかと。これからももっと、ヴィジュアル系以外の層にもアピールする機会を増やしてほしいです。今後も他ジャンルイベントには出てほしいなと思っているし、出る機会があれば極力出かけるつもりです。

そんなわけで集客はアレでしたが、自分としては大満足なイベントでした。プラがよかったし、いろいろなバンドを見ることができたのも収穫。次はもうちょっとちゃんと企画して、チケは一ヶ月前くらいから販売して下さい。
by yuriha_ephemera | 2009-07-01 01:01 | 雑記
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