東京ファンタジーII
丁寧にレポを書いている暇がないので、完全殴り書き。客観的なレポというよりは、私見丸出しの個人的印象記。

★2006.9.9「東京ファンタジーII」@ラフォーレミュージアム原宿★
人気の4ブランドによる合同ファッションショー。私が参加したのは14時の回。順番はbulle de savon→OSMOSIS→LOWRYS FARM→Jane Marple。

会場はラフォーレミュージアム。このミュージアムはさまざまなクリエイターによる装苑70周年を祝うオブジェが展示されていたが、ショー当日はオブジェは壁際にどけられ、中央に通路、そしてそれを挟むように客席が作られていた。当日券もかなり配布されたようで、階段のところにずらりと並んでいる人が多かった。私は幸いチケに当選していたので、すんなり会場に入ることができた。暗い会場の中は、青系のライトが床を照らし、幻想的な雰囲気だ。入場がすべて終わるとすっと会場が暗くなり、ショーがスタート。

*** bulle de savon×Yoko Omori ***
最初はbulle de savon。今期のテーマは”月光浴”だそうで、微細な粒子の中に凛とした強さを表現したということ。静かなピアノ曲の中、モデルたちがすーっと静かに歩み出す。頭には一様に麦わら帽子、そして顔を包むチュール。派手な色みはなく、全体的な印象としては黒から紺系統。幻想的で、いかにも大森さんらしいスタイリングと演出だと思った。個人的な感想を言えば、スタイリングのシルエットがどれも似ていたため、モデルたちの夢幻的な雰囲気やショーの空気感はよく印象に残っているのだが、個々の服に対するディテールが記憶から全く抜け落ちている。だから頭に残っているのは服ではなく、全体の雰囲気。これは私がbulle de savonというブランドに対して全く無知で、このブランドの持つ服のデザイン性を捉えきれなかったからかもしれない。

*** OSMOSIS×YUki Murayoshi ***
今期のテーマはPARBLE(寓話)。音楽がビートの効いたアップテンポになり、モデルたちも所謂「モデル歩き」を披露するようになり、ショーらしさが高まる。ファーやらニットを用いたアイテムが印象に残っている。かわいいなぁと思ったニット系の帽子が多かった(帽子好きなので、帽子にはすぐ意識が向く)。全体的にかっこいいスタイリングだった気がするが、尖りすぎていないのは素材がファーやニットなどもこもこしたテイストのものだったからだろうか。レトロとモダンを兼ね備えたデザインで、4つのブランドの中では一番今風モードだったかも。

*** LOWRYS FARM×Misa Tannai ***
LOWRYS FARMは高校生の頃に何度かアイテムを買ったことがあるが、最近は久しくご無沙汰だ。今期のテーマは”comfort layering"で、シックなカラーとシルエットで表現づけるレイアードスタイルだそう。モデルは皆もじゃもじゃ頭のウィッグを着用。次がJaneだと思って気もそぞろだったのか、一番印象にない(苦笑)。全体的には力の抜けたカジュアルという感じでしたね。私がショーに求める非日常性には欠けていて、そこが少し物足りなかった?

*** Jane Marple×Mana Yamamoto ***
待ってました、トリのJane!会場に鳴り響く、バクパイプの音。音楽はスコティッシュ、そしてブリティッシュテイストのものを用いており、また他のブランドが使用したのが2曲くらいだったのに対し、細かく編集して多数の曲を子気味よく繰り広げていた。そのミックスも、まるでおもちゃ箱のようなJaneの世界にぴったりだった。ファンの贔屓目を抜いても、一番華やかでショー映えしていたのがJane Marpleだったと思う。見ていて、楽しかった。

コーデは装苑に載っていたもの+その他という感じで、装苑コーデ以外ではオールドライブラリーやバイオリンシリーズなどが目についた。山本さんのスタイリングは、甘さがやや抑えめで個人的に非常に好み。真似をしたいコーデが多かった。実物を見てかわいいなと思ったのは、カタログの時点では「えーっ」と思ったブレーメンシリーズの総柄ワンピース。ちょっと50年代風、ポップな童話柄。私には着こなせないテイストなのでショーでかわいいと思いつつも買うことはないだろうが、自分の中で評価が一転したシリーズかも。最後に登場したのは、一点ものらしい赤いタータンチェックのドレス。モデルが頭から同じくタータンのショールをかぶり、しずしずと歩み出る。歩きながらショールを取り、通路の半ばまで歩み出て、遠い眼差しで視線を投げかけ、そしてまた去っていった(このあたりの記憶が曖昧なので細部は違うかも)。この時の曲の歌詞に「Jane」という名前が出てきているのも、気の利いた演出だった。

各ブランドの所要時間は5分弱で、全体としては20分ほどのショー。予想していたよりずっと早く、あっという間に終わってしまった。やっぱり圧巻は、Jane Marpleだったかなと思う。参加できて、よかったです。会場ではこっそりジェーンスキーのみなさんを観察していましたが、それぞれのスタイルでしたね。全体としてみればやはり夏物ロゴシリーズが多かったと思いますが、昔のシリーズを素敵に着こなしている方も多く、目の保養になりました。
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by yuriha_ephemera | 2006-09-11 00:40 | Jane Marple | Comments(0)
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