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横濱遊歩記*1 CJ CAFE
横浜滞在中は活動の拠点が赤レンガ倉庫、ホテルがみなとみらい線日本大通駅付近ということで、必然的にこの二つの地点の往復という日々を過ごしていました。なのであまり遠出はできなかったのですが、個人的にはこのエリアで充分横浜を満喫しました。

多少余裕が出てきた四日目以降から、お昼時には近くのカフェへ出かけるようになりました。ふらふら歩いてみて、気になったところに入るという完全な行き当たりばったり。今回は出かけるにあたって下調べが全くできなかったのですが、逆にこれがよかったようで、ふらふら歩きの途中で素敵なお店をたくさん見つけることができました。

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5日にランチを食べたのは、海岸通りにあるアメリカンレストランバー CJ CAFE。前を何度か通ったことがあり「ああ、ノスタルジックなアメリカンテイストだなぁ」と思って気になっていた場所でした。
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これは店内のごく一部ですが、このようにお店は60年代のカントリーアメリカンスタイルをコンセプトにした造りになっています。田舎のドライブイン的な雰囲気。私が体験しているアメリカの風景は80年代末で時代は違うのですが、微妙に既視感を覚えました。そうそう、こういう場所はたくさんたくさん見た気がする。通り過ぎた気がする。それともあれはTVの中で見た風景だったのか、映画の中の一シーンだったのか?一体どれが自分の記憶であり、どれが捏造された擬似体験なのか、自分でもよくわからない。見たと思ったものは、実は架空の記憶なのではないか?

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ランチに食べたのは、ワイルドビリー。チリコンカンとフライライスのメニューです。この味もまた、懐かしい。完全に向こうの味ではないのだけれど、エッセンスは確かにあります。私は帰国子女で子供の頃アメリカの田舎に住んでいました。今となってはすっかりヨーロッパ贔屓だけど(行ったことないけどさっ)、私の原風景であり血肉と化しているのは実はアメリカだったりするのです。イマイチ自分でそれを認めきれていないわけですが…。でも特に味覚はそう。一般的に美味しいのかはわからないアメリカンテイストなフードは、実は今でも好きだったりします。いや好きというか、食べると妙に落ち着くというか…。「そうそう、私はこれを食べて育っていたよ」みたいな、そんな妙な安心感。

ところでここの料理はボリュームも本場風らしく、珍しく食べきれずに残してしまいました。この大喰らいのあたくしが食べきれずに食事を残してしまうなんて!なんたる不覚!!おまけにお腹が一杯でもう無理と判断して残したところ、「デザートにかき氷がつきますが」と言われて死にそうになりました(笑)。結局「もう充分お腹一杯なので」と断ったのですが、ああなんかむちゃくちゃ敗北感を感じる…。

60's カントリーアメリカンスタイルに対するオーナーのこだわりが溢れたこのお店は、男のロマンなのかもしれません。料理がボリューム満点というのもあるのでしょうが、男性客が多いのが印象的でした。次に行く時は、Miss マイアミを頼んでみようと思っています。
by yuriha_ephemera | 2007-07-06 00:59 | カフェ・食べ物
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