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ゼンマイ式時計の響く場所*物豆奇
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東京に住み始めて、最初に惹かれたのは中央線沿い、特に西荻窪。今、私の手元に色あせた一冊の雑誌があります。「散歩の達人」、2000年3月号。特集は荻窪・西荻窪。この雑誌が私にとっての西荻入門であり、さまざまなお店を教えてくれた導きの書でもありました。ベビヰドヲル、ティアドロップ倶楽部、アーバンアンティークス、トリトリをはじめとするアンティークショップ、さらには花鳥風月などの古本屋、そしてもちろん物豆奇。初めて訪れた時以来、惹かれてやまない喫茶店です。

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店内の様子を少々。古い道具が心地よく並べられた店内は、その中でもとりわけランプと古時計が目を惹きます。いまだカチコチと時を刻む古時計たち。余談ながら『二次元ヲルゴール.2』を発売した頃のPlastic Treeが一度この喫茶店で撮影を行ったので(DVDについているカードのロケ地が物豆奇です)、このお店の存在は海月間では結構有名だと思います。私はプラを知る前からこの喫茶店に通っていましたが、のちにこのことを知って「好きなものは繋がるんだなぁ」と思ったことを覚えています。

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蒸し暑い日でしたが、店内は涼しかったしなんとなく飲みたくなってホットココアを注文。あとから店内に入ってきた女性のお客さんもホットココアを頼んでいたので、ホットココアを飲みたくなったのは私だけではないのだなぁと思ったり。友達とおしゃべりをしたり、ぼーっとしたり、時計の音に耳を澄ませたり。時間に囲まれて時間を忘れる、そんな喫茶店です。
by yuriha_ephemera | 2007-07-13 00:15 | カフェ・食べ物
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