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京都カフェ紀行*5 進々堂
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京都滞在二日目。自由時間が午前中のみという限らたスケジュールのなか、慌ただしく京大方面に出かけてきました。実は京大に出かけたのは初めてです。今まで銀閣寺や哲学の道方面には出かけたことはあるのですが、京大まで足を伸ばすことなく帰っていました。今回は進々堂でお茶をし、大好きな緑寿庵清水で金平糖を買って慌ただしく出町柳に戻りましたが、京大周辺は古本屋や喫茶店などが並び、学生街特有の雰囲気と心地よさが私にはたまらないものでした。結局私自身も未だモラトリアムから抜け出せずにずるずる学生やってますからねー。学生街が大好きなのです。次回こそは、ゆっくり京大周辺を散歩したいものです。

進々堂は京大前にある喫茶店で、非常に有名なのでご存知の方も多いでしょう。残念ながら店内は撮影禁止なので、写真は外の看板のみです。それ故紹介がきちんとできないのが残念。進々堂はパンの販売も行っていますが、今回は喫茶でカレーパンセットを頼みました。これは「カレーパン」ではなく、「カレー+パン」セットです。どうやら名物のよう。アカデミックな匂いの漂う落ち着いた、それでいて光と緑のある店内。カレーを啜りつつ思わず「京大生になって進々堂に通いたい!」とミーハーなことを考えてしまいました。ちなみに夜行バスで旅行をする私は朝の6時過ぎに京都駅に放り出されるわけですが、真っ先にするのは洗面所で顔を洗って化粧をすること、そうして身支度をした後は進々堂JR京都前支店へ行き熱い珈琲とパンで体を温めつつその日のスケジュールを練ったり一休みしたりします。京大の方に来たのは初めてですが、実は進々堂には以前から大変お世話になっていたのです。

余談ながら、旅行後私があまりに「京都京都」言うものだから、相方が「これでも読んでろ」と森見登美彦の『太陽の塔』をよこしました。京都が舞台で、出てくるのはダメ京大生集団。中盤くらいまでは特有の文体がかなり鼻についたけれど、それなりに楽しく読めました。要するに非モテ男たちの話しなわけですが、真面目に馬鹿馬鹿しいのがよいですよね。あちこちに出てくる文学ネタと京都の街並の描写も魅力となっていると思いました。私にとって叡山電鉄は恵文社に行く時しか乗らないものなのですが、この物語の中では重要な役割を果たしています。これを読んでいるとまた京都に行きたくなってしまいますねー。

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おまけ写真。京大周辺は理化学器械や理化学道具のお店が多く、ショーウィンドーに視線が釘付けに(笑)。
by yuriha_ephemera | 2007-10-31 18:05 | カフェ・食べ物
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