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月の湯古本まつり
4月5日、土曜日。嵐のようなスケジュールの中、一日まるまるオフにして友達と一緒にお出かけしてきました。月の湯古本まつり、Cafe Sayaで開催されたルーチカカフェ、そして下北でアンティーク屋めぐり…。古本そして理化学カフェと好きなものをたっぷり浴びて心の養分を補給することができました。これでまた頑張れるような気がします。体は疲れたけれど、心を充電できた一日でした。写真もたくさん撮ってきたので、紹介していきます。

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まずは東京目白台で開催された月の湯古本まつり。昭和8年に創業され現在でもまだ現役の銭湯「月の湯」を会場に用いた古本イベントでした。開催前からメディアなどでも取り上げられていたためか、開場と同時に入るもメイン会場である女湯は大混雑でおちおち本も見ていられないほど。もうちょっと落ち着いて本を見たかった…というのが本音ではありますが、それは裏返せば大盛況ということで、人気ぶりは何よりでした。あまりに人が多くて、写真を撮るのも一苦労で実はよい写真が撮れませんでした。この一枚からも混雑ぶりが伝わるでしょうか。

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浴場にずらりと本が並べてある光景はどこかシュールで面白かったです。CDがさりげなく洗い桶の中にならべられているのもいい感じ。

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銭湯というとやはりお約束のこれ。水のない銭湯というのは妙に惹かれる場所で、今まで谷中のギャラリーSCAI THE BATHHOUSE、そして京都嵐山のカフェSAGANO-YUなど古い銭湯を改装した場所には好んで出かけていました。見上げると開放感が心地よい高い天井、水の幻影が漂う奇妙に清潔なこの場所。乾いていても、どこともなく押し寄せてくる水の気配が私を取り囲む。ここはまだ現役の銭湯で、それをこうして銭湯と一見結びつかない「古本」と組み合わせてイベントを開催したのは非常によいアイディアだと思いました。

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本の売り場は混み混みでやや人酔いをしてしまいましたが、男湯の方がカフェになっていてここは人もまばらでまったりできたので気持ちが落ち着きました。カフェースペースは座布団を並べただけのシンプルさが逆によかったです。購入したクッキーをいただきながら、友人とおしゃべりをしました。ちなみに私が購入した本は以下の三冊。林完次『東京星空散歩』、市橋芳則『ぼくらの思い出アルバム 昭和夏休み大全』、近代ナリコ編『FOR LADIEIS BY LADIES 女性のエッセイ・アンソロジー』(ちくま文庫)。あわせて1600円でした。星・夏休み、そして「女の子」。自分のキーワードにひっかかる本を見つけることができて満足です。
by yuriha_ephemera | 2008-04-05 21:10 | 雑記
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