人気ブログランキング | 話題のタグを見る
飛行神社と二宮忠八
京都旅行記の続きです。今回はちょっと珍しい場所、飛行神社を御紹介します。飛行神社のことを初めて知ったのは数年前、本の名前は忘れたのですが京都にある変わった博物館や施設を紹介している京都観光本を見ていた時でした。ヒコーキ好きにとって飛行神社というのはなんとも気になる場所で、今回念願叶って出かけてきました。

飛行神社と二宮忠八_c0077407_1835719.jpg
京阪電鉄八幡駅から徒歩5分くらいにある飛行神社は鳥居がなんとジュラルミン製です。さすがは飛行神社。太陽光を反射し、ジェラルミンの鳥居がまぶしく煌めいていました。

飛行神社と二宮忠八_c0077407_18351936.jpg
飛行神社と二宮忠八_c0077407_18352923.jpg
飛行機のエンジンやらプロペラなど航空機関連の部品が展示されています。いろいろな意味で従来の神社の概念を覆してくれる場所でした…。

飛行神社と二宮忠八_c0077407_183542100.jpg
そして極めつけはこれ。神社…のはずがなぜか神殿風(笑)。なぜ、一体なぜ…。上の方にちらりと写っていますが、ステンドグラスはよく見るとトビウオです。飛行神社を建立した二宮忠八は飛行原理を知るためにトビウオの観察も行ったそうで、そのエピソードを知ると最初はびっくりしたトビウオのステンドグラスも納得がいきます。写真は撮りませんでしたが、絵馬が奉納されてありそれがかなり面白かったです。航空安全の神社らしく空の安全を願う絵馬はもちろんのこと、航空関係の資格の合格祈願、果ては「鳥人間コンテストで優勝できますように」なんていう内容もありました。

飛行神社と二宮忠八_c0077407_18355121.jpg
飛行神社と二宮忠八_c0077407_1836010.jpg
航空神社には資料館も併設されているので、入館料を300円払ってこちらも見学しました。今は忙しくて二宮忠八についてまとめている時間はないのですが、ライト兄弟が有人飛行を成功させる前から飛行機の開発に取り組んでいた人でした。しかし軍の理解が得られず、結果的に世界初の有人飛行という偉業はライト兄弟によってなされてしまったのです。不運は天才発明家…と呼べる人なのかもしれません。「空を飛翔すること」に取り憑かれたこの人物については以前から興味を持っていたので、これから少しずつ調べていきたいと思っています。写真は二宮による「玉虫型飛行器」の模型、そして設計図です。

飛行神社は決して万人にお勧めできる場所ではありませんが、珍奇なものがお好きな方、飛行機がお好きな方なら一度出かけてみる価値があるかと思います。八幡駅から徒歩5分くらいでそれほどアクセスが悪いわけではないので、意外に行きやすかったというのが個人的な感想です。
by yuriha_ephemera | 2008-04-14 18:59 | 雑記
<< 乙女になりきれぬ春の日に 鞄を新調する新学期 >>
AX