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北大植物園
札幌旅行記の続きです。まずは北大植物園から。「行ったことのない場所だから出かけてみよう」という気軽な気持ちで遊びに行ったのですが、とてもよい場所ですっかりお気に入りスポットになった植物園。今回はあまりよい写真がないのですが、北大植物園の様子が少しでも伝われば幸いです。

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エントランスすぐのところにあるこの小さな建物がかわいくて好きです。ここで撮らせていただいた少年装Mさんの写真は自分でもなかなかお気に入りな出来になりました。植物園というだけではなく歴史的建造物も多く、そういう意味でも見回って楽しい場所です。

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緑溢れる静かな場所。でも本当に、街のど真ん中。そのギャップに驚きます。有料だから人がそこまで多くないし、撮影スポットとしてもおすすめかも。

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植物学者の宮部金吾記念館。正直に告白しますが、わたし宮部金吾と建築家の辰野金吾を混同してました(笑)。なんで北大に辰野金吾記念館があるんだろう?と思っていたのですが、宮部金吾だってば。この建物は、なぜだか森のなかにひっそりと佇む寄宿舎を連想させます。

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さてさて、いよいよメインな北大植物園の博物館。ここは穴場スポットで、剥製好きにはたまらない場所でした。

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入って真っ先に目を惹くのは、巨大なヒグマの剥製。たぶんこの写真だけでは大きさがわからないと思うので、二枚目の写真を参考にどうぞ。陳列棚の高さはすべて一緒で、人物は153センチです。大きさがわかりますか?こんなヒグマに襲われたらひとたまりもないですよ〜。

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左はつぶらなおめめがかわいくて思わず撮ってしまった一枚。右は南極探検隊の犬タロの剥製です。ジロの剥製が上野の科博にあることは知っていたのですが、タロはこんなところにいたのですね!調べてみたところ、タロは第4次越冬隊後北大植物園で飼育され、1970年に14歳で死亡したとのこと。それで北大植物園に剥製が展示されている理由がわかりました。波瀾万丈な生涯でしたが、剥製だけみるととてもそんな修羅場をくぐり抜けて天寿を全うしたとは思えない、かわいらしい雰囲気をたたえていたことが印象に残っています。飼育といえば、祖母曰く昔は北大植物園でクマが飼育されていたそうです。剥製だけじゃなくて、本物のクマがいたんだ…。母親が子供の頃に植物園に連れていって見たと言っているから、昭和30年代の始めのことなのかな。証言だけでは信憑性がちょっと疑問なので調べてみなければとは思っていますが、本当だったら面白いですよね。すごいや、北大植物園。博物館の建物は1882(明治15)年に建てられたもので、現役の博物館建築としては国内最古のものだそうです。

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植物園にある歴史的建造物の写真があまり取れなかったので、植物園内のページにリンクをはっておきます。重要文化財群についてはこちら。博物館についてはこちらです。植物園に出かけたわりには植物に対する記述がほとんどないのがアレですが、北海道育ちとはいえ札幌の都会っ子なので植物や花に対する知識が全然ないのですよねー。いかに自分が自然に対する知識がないのか、このところつくづくと実感しています。最近ようやく興味を持ち始めたところなので、次に出かけた時はもっと植物を見て回ろうと思っています。
by yuriha_ephemera | 2008-09-13 10:20 | voyage
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